以前、Win7時代にPCオーディオの設定記事を上梓しているがそれから8年近くが経過しPC界も大きく変わった
当然、インターフェイスも大きく変わっている
そこで今回はWin11におけるオーディオの設定を解説する
では見て行こう
カテゴリー: PCオーディオ
復活 第二幕 USB-DACを導入
我が一家本営のオーディオ環境の復旧に向け第二の矢を放つこととなった。 続きを読む
Music Centerの設定について
今回は、ソニーによるMediaGoの後継ソフトであるMusic Center for PCの設定について解説する。 続きを読む
Media Goの設定について
Media Goは、ソニーが無料配布しておりファイルの取り込みや再生、変換ができネットワークオーディオにおけるメディアサーバーの役目も果たす万能ソフトである。
当然Hi-Resオーディオにも対応しておりDSD11.2MHz、FLAC384KHzにも対応している。
また、ウォークマンやタブレットへのファイル転送、プレイリスト転送も出来る。
なお、CD-Rへの書き込みはx-アプリで対応している。
前回記事ではWindowsのスピーカー設定について記事にしたが、今回はこのMedia Goについて基本的な設定を記す。
まず、ソニーウェブサイトよりMedia Goをダウンロードし、インストールする。
ファイル>ライブラリからメディアを追加/削除をクリックし、音楽ファイルの入っているフォルダにチェックを入れる。
「メディアをローカルネットワークの機器と共有する」「新しい機器によるライブラリへのアクセスを自動的に許可する」にチェックを入れ、適用をクリックしてMedia Goを再起動する。
(後述のネットワークCDコンポ等を使用するための設定である。)
「CDインポート」の設定を行う。この際、「トラックのインポートに使用するフォーマット」の項目で必ず「FLAC」を選択する。
これによって劣化することなくCD音質のままで取り込むことが可能となる。
転送先フォルダはMedia Goが自動的に設定しているのでデフォルトのままとする。
自動取り込みするかどうか、或いはCDを自動的に取り出すかどうかはユーザーの都合で設定すればいいだろう。
PCでHi-Resオーディオを再生する場合は前回記事にあるWindowsのスピーカー設定を行う。
これで、PCとHi-Res対応のアクティブスピーカーさえあれば大抵のWindowsPCでHi-Resオーディオを楽しめるようになるという訳である。
安価にHi-Resを楽しむことが出来るのでお薦めである。
アクティブスピーカーは当家でも使用しているONKYOのものがいいだろう。
また、ONKYOからはネットワークCDコンポも出ている(2016年9月現在はCR-N765)ので、LANを構築した上でこれを組み込んで使う形も選ぶことが出来る。この場合、スピーカーは付属しないので同社のD-55EX(当家使用)やD-112EXTなどと組み合わせよう。
なお、当家ではPCがLANネットワークを介してネットワークオーディオと接続しており、PCにアクティブスピーカーを接続しているので両者併用の形となっていてデスクトップではアクティブスピーカー、リビングではネットワークオーディオという形で聴く場所によって住み分けをしている。
PC+アクティブスピーカーではMedia Goからの操作で再生、ネットワークCDコンポ等ではオーディオ機器を操作してファイル共有による再生となる。
追記
Media Goの後継ソフト、Music Center for PCの設定についての記事はこちら
Music Centerの設定について
Hi-Res再生におけるPCオーディオ・設定について
先日PCスピーカーを購入して運用を開始しているところであるが、PCから直接Hi-Resクオリティーで再生するためにはPC側の設定が必要なことが判明した。
設定を行わなくとも再生自体はソフトを入れれば出来るのだが、それではHi-Resクオリティにならないということである。
では順を追って解説しよう。
PC画面の右下にスピーカーのアイコンがあるので、まずこれをクリックして以下の画面を出す。
次に、一番上のスピーカーの絵柄をクリックしてプロパティ画面を出す。
次に、「詳細」タブをクリックしてサンプリングレートの設定をする。
この画面で「24bit、192000Hz」を選択し、「適用」を押す。
USB-DACなどのASIO機器を用いずにHi-Res再生をするのに必須の設定であり、これを行わないとHi-Resクオリティにならないのでご注意を。
余談
設定時はノーマル(WMA)ファイルの再生中であったが、にもかかわらず設定後に音に深みが出た感じがする。
Media Goの恩恵かもしれない。
これで追加投資の必要なくデスクトップでHi-Resが堪能できる。
いずれにしろ、使わないモノ必要のないモノにカネは出さんぞ。
PCスピーカーを更新
本部の改装によりPCがプライベートスペースに移動し、オーディオとPCが離れてしまう事となった。
当然チェアマン席もこれに伴い移動したわけで、ハイレゾオーディオファイルも増えつつあることからハイレゾ音源に対応したPCスピーカーに更新する必要性が生じた。
新しいPCスピーカーには、既にメインオーディオでも実績のあるONKYOの製品から選択する事となり、同社のGX-70HD2を導入することとした。
上位にはデジタル入力を備えたモデルもあるが、音質的に大差はないと見られることやDSD入力には対応しておらずアナログで流さなければならないこと、USB DACを導入するとデジタル入力が意味を成さなくなることなどからそれらではなくこのGX-70HD2の導入とした。
結構大きい箱に入っている。
製品にはオーディオ変換コードとスピーカーコードが同梱されているが、これらは最下級のザコグレードのものであり音質向上のため無視する。
オーディオ変換コードはオーディオテクニカのAT561A/1.0を、スピーカーコードには同じくオーディオテクニカのAT-SP1200を採用した。
AT-SP1200は当家では初採用のアートリンククラスの上級コードである。
本来は1100の予定だったが、購入店に無かったため1200になった。
勿論メインオーディオでも採用されていない上級SPコードであるが、ハイレゾオーディオをアナログで流さなければならないためコード類のグレードアップが必要と判断した。
なお、AT561Aも変換コードとしては最上級ということになる。
AT-SP1200はコードのプラス側に矢印が印刷されておりこの矢印と信号の流れを合わせることになる。
端子類とアンプは向かって右側となるスピーカーに付いていて、両スピーカー間をスピーカーコードで結ぶことになる。
入力端子はRCAが2組で、切り替えは後述するMIX VOL.で行うことになる。
なお、サブウーファー用のプリアウト端子を備える。
スピーカー端子はワンタッチ式のため、線径が2mmを超えるAT61系(6157~6159)は使えないので注意を要する。
(AT-ESシリーズは問題ない。)
AT-ESシリーズはシースが二重となっていて内側の被覆に赤白の色が付いている。
当然赤がプラスであり、印刷もプラス側にされている。
したがってこれまでの当家の慣習とは異なり線の入っているほうがプラスである。
操作ツマミ類も右側のスピーカーに付いており、マスターボリュームが右上、入力切替を兼ねたMIX VOLが右下。
トーンコントロールは左側で上が高音、下が低音である。
左上のジャックはイヤホンジャック(ステレオ)である。
MIX VOL.は真ん中だとAとBの音声が混ざって出力される方式で、左一杯でAだけ、右一杯でBだけが流れる。
今般は余剰コンポーネントの売却と本製品の導入によってデスクトップオーディオ環境を整え、戦後処理と再編が完了した。
USB DACかPCオーディオカードがあれば完璧なのだろうが、現在のPCに直接続でもノイズは特に問題ないしDSDはMedia Goで再生できるので急ぐ話でもないだろう。
moraで売っているものはMedia Goで再生できると見てほぼ間違いない。
以下余談
ONKYOから新たにネットワークプレイヤーが2種類出る。
これらはDSD11.2MHzにも対応した上級機種である。
現在のネットワークCDだと異種のファイル混在時や再生開始・終了時にリレーの動作音が発生するのが結構気になる。
これらはデスクトップオーディオですら存在しない現象であり問題化している。
新型プレーヤーではそういうことは無いはずなので、今後の評判次第で代替を考える価値はあろう。
メインのスピーカーコードとネットワークプレイヤーのRCAコードは今後時期を見てアートリンクに交換する予定である。
前者はAT-ES1200か1300を、後者はAT-EA1000/0.7を予定している。
DSDネイティブはアナログ出力しか出来ないのでアナログの伝送経路が重要度を増しているのだ。
キヤノンから新しいEOS Mが出るのが確実となっている。
EVFを内蔵した、角いペンタ部が目立つデザインで、連射は7fpsだという。
将来は80Dあたりを考えていたが、レンズ次第で見直しだな。
EF-Mでは難しいかも知れんが、EF-S55-250STMのサイズでLレンズが出てくれればと思うんだがね。
レンズについては70-300ISの後継機も出るらしいので、それも見た上で考えることになるだろうな。
EOS Mに社外品は通用しないので純正の新レンズは喫緊の課題である。