Media Goは、ソニーが無料配布しておりファイルの取り込みや再生、変換ができネットワークオーディオにおけるメディアサーバーの役目も果たす万能ソフトである。
当然Hi-Resオーディオにも対応しておりDSD11.2MHz、FLAC384KHzにも対応している。
また、ウォークマンやタブレットへのファイル転送、プレイリスト転送も出来る。
なお、CD-Rへの書き込みはx-アプリで対応している。
前回記事ではWindowsのスピーカー設定について記事にしたが、今回はこのMedia Goについて基本的な設定を記す。
まず、ソニーウェブサイトよりMedia Goをダウンロードし、インストールする。
ファイル>ライブラリからメディアを追加/削除をクリックし、音楽ファイルの入っているフォルダにチェックを入れる。
「メディアをローカルネットワークの機器と共有する」「新しい機器によるライブラリへのアクセスを自動的に許可する」にチェックを入れ、適用をクリックしてMedia Goを再起動する。
(後述のネットワークCDコンポ等を使用するための設定である。)
「CDインポート」の設定を行う。この際、「トラックのインポートに使用するフォーマット」の項目で必ず「FLAC」を選択する。
これによって劣化することなくCD音質のままで取り込むことが可能となる。
転送先フォルダはMedia Goが自動的に設定しているのでデフォルトのままとする。
自動取り込みするかどうか、或いはCDを自動的に取り出すかどうかはユーザーの都合で設定すればいいだろう。
PCでHi-Resオーディオを再生する場合は前回記事にあるWindowsのスピーカー設定を行う。
これで、PCとHi-Res対応のアクティブスピーカーさえあれば大抵のWindowsPCでHi-Resオーディオを楽しめるようになるという訳である。
安価にHi-Resを楽しむことが出来るのでお薦めである。
アクティブスピーカーは当家でも使用しているONKYOのものがいいだろう。
また、ONKYOからはネットワークCDコンポも出ている(2016年9月現在はCR-N765)ので、LANを構築した上でこれを組み込んで使う形も選ぶことが出来る。この場合、スピーカーは付属しないので同社のD-55EX(当家使用)やD-112EXTなどと組み合わせよう。
なお、当家ではPCがLANネットワークを介してネットワークオーディオと接続しており、PCにアクティブスピーカーを接続しているので両者併用の形となっていてデスクトップではアクティブスピーカー、リビングではネットワークオーディオという形で聴く場所によって住み分けをしている。
PC+アクティブスピーカーではMedia Goからの操作で再生、ネットワークCDコンポ等ではオーディオ機器を操作してファイル共有による再生となる。
追記
Media Goの後継ソフト、Music Center for PCの設定についての記事はこちら
Music Centerの設定について