我が一家本営のオーディオ環境の復旧に向け第二の矢を放つこととなった。
ネットワークオーディオ環境を復旧しようとしたのだが、現行製品は数が少なく、更に一体型レシーバーの形態ばかりとなっていて断念せざるを得なくなった。そして中古でも高い。そこで安価なUSB-DACが目につき、これに白羽の矢を立てることと相成った。
またしても中華製品な訳であるが。国内メーカーの物もあるにはあるが、それは非常に高価な高級品である。失地回復を目指す今カネをかけることは憚られる故この選択となったものである。安価で国内での評価も高く、PCM384KHz、DSD256(11.2MHz)にも対応するTOPPINGのD10sを選択している。
TOPPING D10s USB DAC HiFi ES9038Q2M搭載
製品外観。本製品はPCからのバスパワーで駆動し、ASIOで音楽ファイルを伝送する。
本製品を接続する前に、TOPPINGのウェブサイトからドライバーのダウンロードとインストールを行う。
Download – TOPPING
なお、2023年4月時点でのVerは5.57であった。
ダウンロードの前に「Adapted products」の項目に「D10s」があることを必ず確認のこと。
ダウンロードしたZipファイル中に「Topping_UsbAudio_v5.57.0_setup.exe」があるのでこれを実行してインストールする。
インストールが終了したら、USB-DACのUSB-B端子とPCのUSB(2.0以上)端子を接続する。USB-Bコードは付属しているが、短いのでエレコムの2.0mを追加購入している。
なお、本製品はバスパワー方式なのでPCに連動して電源がオンオフする。
通常はアナログ出力をオーディオのアナログ入力とRCAコードで接続する。
この他、同軸と光のデジタル出力もあるがDSD対応するアンプは少ないので通常はアナログ接続となるだろう。
インストール完了の図。
次にASIOの設定である。
何もしないままだと全部ASIOに流れてしまうので各別に設定する。
先ずは音楽再生で使うソフトの設定。
ここではソニーの「Music Center for PC」を引き続き使用する。
右上のほうにあるスピーカーのアイコンをクリックし、出力先を選定する。
ここで「ASIO」をクリックし、指定する。これでMusic Center for PCからの出力が本USB-DACに流されるようになる。
Music Center for PCをASIOクライアントに使用するメリットは何といってもアップサンプリングである。
DSEE HXをオンにすることでCD並み音源や圧縮音源もハイレゾ並みにアップスケールされて高音質で愉しめる訳である。
次はその他のPC音声をどこに流すかの設定である。
①下部ステータスバーのスピーカーのアイコンをクリックする。
②通常使う再生デバイスを選択する。
これで通常使う再生デバイスが指定される。
なお、都度変更もできるのでAmazon Music UnlimitedやYouTubeMusicを使う時など状況に合わせて流すデバイスを指定できる。
USB-DACを使うメリットは何といってもPC内や周辺に介在するノイズ源を交わして高音質な再生ができる点にある。
なお、従前のネットワークプレイヤーとの違いは専らPCからの操作で音楽を流す点にある。
これで残すはスピーカーのみとなり、これから選定することになろう。来月実施予定であるが、変更の可能性もある。
ぶっちゃけ最低限の体制が整えばいいのでスピーカーを整備したのちは暫く現行体制でいくことになるだろう。
追記
Amazon Music(Unlimitedを含む)アプリでも出力選択、排他モードが使えることが判明している。
何とPCM384KHzで再生されていた(驚)
アプリ右下のスピーカーアイコン>利用可能なデバイスでUSB-DACを選択するとUSB-DACを使った再生になる。
こちらも都度選択をして再生デバイスを指定できる。
結果として、Music Center for PCとAmazon MusicでUSB-DACを使用した再生とすることとした。
Amazon Music Unlimitedにカネを払うか?は検討中である。
結果から言うと、Amazon Music Unlimitedは料金が高く、時期尚早と判断した。やはり経済的回復が最優先だから。今ある音源で足りない訳でもなく。