前回の記事でオーディオの整備について綴ったところであるが、その後状況の変化により改めて整備を行うこととなった。
内容としては
・プリメインアンプの導入を軸として根本的な改善を図ること
・スピーカーに発覚した問題を解決すること
・ネットワークオーディオの暫定的整備
といったものである。
まず、プリメインアンプの導入である。
システムとしての構築を前提に、入力端子の充実度も加味してONKYOのA-9050を選択。
続いて、チューナーのONKYO T-433がジャンク扱いであるが4000円で売られており、動作が確認できたので購入。
INTEC275シリーズの最終モデルである。
一部付属品が無かったが、時計合わせは手動でも出来るので問題なし。
一部機能がアンプと連動できるのもよい。
また受信性能が高く、M40では受信できなかったFM FUJIも余裕でステレオ受信できるほどである。
続いて、スピーカーの問題に取り組む。
新たに導入したのは、ONKYOのD-55EX、事実上のハイレゾ対応モデルである。
D-112EXTと共通のユニットを持ち、実際に一部量販店ではハイレゾ対応として売られている。
ダリのスピーカーは音像がはっきりせず、何のためのステレオスピーカーかわからないような有様だった。
また、あれは低音がスカスカでそのままでははっきり言ってお話にならなかったのだが、何故かサブウーファーが入っていてそれで誤魔化されていたので気付きにくかったのだ。
この価格帯の海外スピーカーは高級品と同じに考えてはいけないということを、価格.comで知った。
量販店の店員はそのようなことを一切教えてはくれなかった。
元から奴らのことなど信用してないし、奴らに教わることなど何も無いのだが。
まずONKYOのスピーカーを試聴して購入してみた、それでメインシステムにセットしたところ音場が改善したのでダリを解雇して売却した、というのが事の真相である。
なお、サブウーファーなしでも十分な低音が出ていたのでサブウーファーも解雇し、ダリと共に後述のネットワークプレイヤーの原資としている。
なお、テレビ台のあまりのクオリティの低さに辟易してオーディオラックをしつらえ、そこにオーディオを移動している。
スピーカーはテレビ台にセットしているので、ラックとの間にはスピーカーケーブル、アンテナ線、LANケーブルなどが通路をまたいで通ることになり、大型のプロテクターで保護して連絡している。
なお、これを機にオーディオとPCのタップを分けることとし、なおかつタップを入れ替えスイッチを廃止している。
個別スイッチに起因してHDD内容喪失の大事故が発生したことを教訓としたものでもある。
オーディオ側のタップには雷サージに加えノイズカット付きの物を用いて、音質への影響に配慮している。
最後に、今回の改編の肝とも言えるネットワークプレイヤーである。
導入したのはパイオニアのN-30である。(写真上方のディスプレイ付きの機材)
何かと評判の悪いらしい本機であるが、PC側での共有の設定をしなければ認識されないのはどの機械でも同じと思われるので風評被害だろう。
実際に、2台のPCの両方のファイルが認識でき、問題無く再生できている。
USBメモリーからの再生も問題ない。
もっとも、本機は本命が来るまでのつなぎではある。
本命とは、ONKYOのネットワークCDプレイヤー、C-N7050のことである。
が、同機は現在メーカー長期欠品中であり、入荷が9月という有様で当家でも予約を入れて待機を余儀なくされている状態なのである。
同機が導入となった後のN-30の処遇は未定である。
寝室のサブシステムにつなぐという方法もあるにはあるが、そちらは直接再生で間に合っているので…。
なお、CDプレイヤーについてはパイオニアのBDプレイヤーがあり、現在これで代用しているところである。
このBDでUSBの再生も出来るが、TV画面を見ながら出ないと操作できないのではっきり言って不便なのである。
なお、寝室のサブシステムは単コンを残すこととして、M40は売却することとした。
これは状況の変化で予定が変更になったことによるただそれだけの話であり、特に他意はない。
ただ、あれはあれで価格なりでしかないことも付け加えておく。
あれにはLINE出力が備わっておらず、レコーダーとの接続録音が出来ない。
あれだったら価格は高くなるが、最初から入出力の備わったCR-N765辺りを入れていたほうが良かったというものだ。
では、なぜCR-N765ではなく単コンなのか?
それは、長期間使用できる良質なシステムを目指した故である。
また、ミニコンポがどんなに頑張ったところで単コンに敵う訳が無い、また安物買いの悪癖を改め、最初から長期間使えるものを買う、という考え方によるものでもある。
もうひとつ、単コンにはミニコンポには無い柔軟性があるということを付け加えておく。
故障などした場合、また都合による部分的差し替えが利くということである。
逆に故障してないものは長く使うことが出来、実は経済的なのである。
※同じ理由で、ネットワークレシーバーTX-8150も却下した
ネットワークプレイヤーではWindows Media Playerに依存するため、x-アプリで作ったプレイリストは読まない。
また、音楽ファイルを置くフォルダーが「マイミュージック」傘下のフォルダである必要があった。
NASはまだやっていないが、NASの場合「Share」傘下のフォルダでないと認識できないようだ。
この辺はどの機械でも同じと思われ、NASもDLNA対応を謳った物を用意する必要がありそうだ。
一連の整備により所謂ハイレゾに対応する環境が整ったことになるが、ハイレゾ音源は高価であり今のところハイレゾ音源を入れる予定は無い。